ベトナムの大学生、長岡市の企業で就業体験:日本経済新聞電子版

ベトナム人大学生のインターンシップ(就業体験)が新潟県長岡市内の企業で始まった。期間は3月末までの約2カ月間。高い技術や能力を持つ外国人材が定着し、活躍するにはどのような環境整備が必要なのかなど、受け入れによって見えてきた課題を企業同士が共有する計画だ。
学生は理系の名門大学、ハノイ工科大機械工学部4年生のグエン・ダン・ラップさんとマ・ティエン・マンさん。2人を受け入れたのは屋根用金具を製造するサカタ製作所(長岡市)。同社が求めたのは英語を話し、CAD/CAM(コンピューターによる設計・製造)に詳しく、機械設計に興味がある人材だった。同大学に教育と産学官の連携オフィスを構えている地元の長岡技術科学大学が募集・選考した。
2人は施工工具の設計から試作、評価まで担当する。同社技術開発課の岩名紘司課長は「積極的に質問し、学ぶことに意欲的。一度説明すれば内容を覚え、3次元CADも操作する。課題を与えたとき、どのように考えるか。その発想力を見てみたい」と語る。
10月卒業予定の2人はグエンさんがハノイの外資系企業、マさんは日本での就職を希望する。同社の坂田淳さんは狙いについて「5~10年後には国内で技術者を確保するのは難しくなる。高い技術や能力を持つ外国人材獲得へ準備し、日本の従業員と合わせて戦力にする」と指摘し「インターン受け入れはその第一歩。課題を洗い出したい」と強調する。

■掲載元情報■
掲載日:2020-02-27 08:21:49 UTC
掲載メディア:日本経済新聞電子版
URL:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56114360X20C20A2L21000/#

※photo:エスエスタイムズ事務局にて選定(写真AC)

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